【検証】一条工務店のHUGme(ハグミー)の太陽光は元が取れるのか?|初期費用・売電収支・ランニングコストのリアルを公開!
- 「一条工務店の太陽光って、結局元が取れるの?」
- 「初期費用が高そうだけど、投資として見たらどうなの?」
- 「売電収入だけじゃなく、ランニングコストや故障リスクも知りたい」
一条工務店でハグミーを検討していると、大容量太陽光発電 & 長寿命蓄電池のオプションを採用すべきか悩みますよね。
結論からお伝えすると、僕らは初期費用・ランニングコストを含めて、オプションを採用して正解だったと感じています。
この記事では、実際にハグミーで大容量太陽光発電 & 長寿命蓄電池を採用した僕らが、初期費用から売電収支、正直なデメリットまで、忖度なしで解説します。

一条工務店の太陽光って本当に元がとれるの?
一条工務店の太陽光パネルと蓄電池については、「大容量太陽光発電 & 長寿命蓄電池」「太陽光&蓄電池パッケージ」などの名前が付いていますが、この記事では略して「太陽光」と記載します。
「太陽光」というのは、太陽光パネルと蓄電池の両方だという認識で読んでいただければ幸いです。
結論:投資として見ても、太陽光は採用して正解でした
先に結論からお伝えすると、初期費用やランニングコストを差し引いても、我が家にとって太陽光は採用して良かったなと感じています。
正直、太陽光を採用するか否かについては、元が取れるか取れないか、つまるところ投資目的というのが一番大きいのではないでしょうか?
太陽光を採用するか考える上では、売電収入や電気代の削減効果はもちろんですが、導入費用、パワーコンディショナーや蓄電池の修理、交換費用など、考えるべき点がいくつかあります。
まずはコストの話から、見ていきましょう。
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結局のところ、お金の話が1番気になるよね!
太陽光オプションの初期費用

我が家の太陽光オプションの初期費用は、太陽光パネル13.23kW・蓄電池7.04kWhで約270万円でした。
ちなみに、2025年の住宅用太陽光パネルの設置費用は新築で1kWあたり約28.9万円といわれています。
出典:経済産業省 資源エネルギー庁「太陽光発電について」
蓄電池の設置費用は、1kWhあたり約22万円といわれています。
出典:TEPCOホームテック株式会社
我が家の容量で計算すると、
・太陽光パネル 13.23kWh × 28.9万 = 約382万円
・蓄電池 7.04kWh × 22万 = 約155万円
合わせて約537万円となります。
容量が大きければ、その分割引されてもう少し安い計算にはなるかもしれませんが、単純計算で537万円かかるところを一条工務店なら270万円と、正直破格です。
半額近い水準で搭載できているのは、一条工務店グループのHRD社が独自の工場で太陽光パネル・蓄電池を製造し、中間コストを削減しているから。
一般的な太陽光設備は、シャープやパナソニックなどのメーカーから仕入れた商品を各ハウスメーカーが卸す形になるので、どうしても一条工務店ほど価格を抑えることができません。
さらに、一条工務店の太陽光パネルは、屋根材としての役割も兼ねる一体型タイプ。
一般的な「屋根+太陽光パネル」のように、屋根材とパネルを別々に用意する必要がありません。
これにより、後載せタイプのパネルに比べて設置費用を抑えつつ、屋根の面積を最大限に活用できるのが強みです。
一条工務店の太陽光の初期費用は、大容量の割に価格を抑えられるのが大きなポイントだといえます。
太陽光と補助金の関係性

太陽光を採用すると、補助金が受けられ、実質負担額が減らせるのもポイントです。
代表的な制度を整理すると、以下のようになります。
| 制度 | 最大補助額(2026年度) | 対象世帯 |
| GX志向型住宅 | 125万円 | すべての世帯 |
| ZEH水準住宅 | 40万円 | 子育て・若者夫婦世帯限定 |
| 長期優良住宅 | 80万円 | 子育て・若者夫婦世帯限定 |
GX志向型住宅は、「太陽光などの再生可能エネルギーを含めた一次エネルギー消費量の削減率が100%以上」であることが条件です。
つまり、住宅で使うエネルギーよりも、太陽光で生み出すエネルギーの方が多い状態を目指す必要があり、太陽光の採用が必須条件に。
逆に言えば、一条工務店では断熱等級にもよりますが、太陽光を採用すれば、長期優良住宅より45万円多いGX志向型住宅の対象になる可能性があります。
我が家も実際にGX志向型住宅の基準は満たしていたのですが、申請時にはすでに予算の上限に達しており、結果的に長期優良住宅と同額の80万円の補助になりました。
早めの情報収集が重要です。
また、我が家の住む地域では、太陽光を採用していると容量に応じて最大10万円を受け取ることができる独自の補助金制度があり、合わせて受け取ることができました。
太陽光を採用することで、国や地域からの補助金を受け取れる可能があり、実質負担額を抑えて導入が可能です。
太陽光のデメリット・リスクについて

パワーコンディショナーの定期的な交換が必要
パワーコンディショナーという部分の定期な修理や交換が必要になります。
太陽光にはパワーコンディショナーという発電した電気を家庭で使える形に変換する機器がついており、この寿命が10〜15年ほどと言われています。
交換費用の目安は30〜40万円程度かかります。
交換しないと、発電量が大幅に落ち込んだり、最悪発電できなくなってしまうこともありますので、この費用はきちんと試算に入れておくべきです。
太陽光を採用する以上は、10〜15年ほどで30〜40万円程度のランニングコストがかかるというデメリットとして認識しておきましょう。
蓄電池の交換でもまとまった費用が必要
蓄電池は消耗品なので、長期間使用して劣化したら、いずれは交換が必要になります。
自然劣化で有償で交換するとなると、本体代金が60〜70万円程度かかる可能性があります。
ただし、一条工務店の蓄電池は一般的な家庭用蓄電池と比べて、サイクル回数が約2倍の12,000サイクルもの充放電が可能で、毎日0〜100%まで充電して使ったとしても理論上約33年使える設計です。
長寿命なのは大きなメリットとも言えます。
ちなみに、我が家の電気の使い方では、20〜30%程度まで使用して、満タンまで充電を繰り返しているため、さらに長い期間使える可能性があります。
蓄電池は約60〜70万円程度かかりますが、一般的な蓄電池よりも長寿命なので、実際に交換が必要になるタイミングはかなり先になるので、それほど慎重になりすぎる必要もないかと思います。
固定資産税が高くなる
太陽光を採用すると、通常の屋根と比較して固定資産税が5,000円程度高くなります。
もちろん、実際にいくら高くなるのかは、容量や屋根の面積などの条件によって変動するので、一概にいくらと断定するのは難しいですが、こちらの記事が参考になります。
すでにお伝えしたように、一条工務店の太陽光パネルは屋根一体型なので、「発電機能を有した屋根」という扱いになり、固定資産税が高くなるのです。
先ほどの方の例で固定資産税が5,000円程度高くなる計算になるそうなので、だいたいこれくらいの増額が一つのデメリットとしてあるということは、頭の片隅に置いておくと良いかもしれません。
台風など自然災害のリスク
屋外に設置する以上、台風などによる破損リスクはゼロではありません。
パネルの修理費用は1枚あたり数万円〜10万円前後が目安です。
しかしながら、自然災害による屋根の破損についてはどの家でも起こりうることなので、一条工務店の太陽光だけのデメリットというわけではありません。
また、そのような損害が発生した場合は火災保険で十分に補填できるので、そこまで問題にはならないのかなと思います。
太陽光の発電量や売電の実績

3月から住み始めての実績を表にしました。
3月はたまたま自家消費が多かったため、他の月に比べて少し売電金額が落ちていますが、概ね平均1500kWhの発電と30,000円ほどの売電収入があります。
現在はFIT期間で売電単価24円/kWhと高額になっているものの、4年間はこれほどの売電金額を叩き出せるのは正直驚きました。
アパート時代との電気代の比較
アパートに住んでいた頃と比べて、売電収入合わせて月平均3万円ほどの差額、つまり恩恵が受けられるようになりました。
アパートに住んでいた頃の時代の電気代の記録と、今の電気代を比較してみます。
アパートの光熱費

アパートに住んでいた頃は、電気代とガス代の両方がかかっていたため、これらを合計して比較します。
キッチンはIHでしたが、給湯器はプロパンガスだったため、特に冬のガス代の高さが気になりますね。
ハグミーの光熱費

売電金額が高く、買電金額を大幅に上回っています。
これが太陽光の力です笑
横に並べて比較してみましょう。
アパートの頃とハグミーとの比較

3〜6月以外はデータが揃っていないため、日照時間や冷暖房などを考慮して推測値で入力してみました。
月平均で3万円弱の差、年間では33万円ほどの差額となります。
アパートの頃とハグミーを比較すると、これだけの差が生まれるということになります。
我が家の電気代が安くない理由
ハグミーでの電気代を見て「あれ、一条工務店なのに、電気代高くない?」
と思われた方もいるかもしれません。
実は、我が家では「発電した電気をできる限り売電にまわし、夜間に安い電力を買って蓄電池を充電する」という運用をしています。
そのため、夜間の蓄電池充電分が他の施主さんより高くなっています。

太陽光で蓄電池を充電したほうがいいんじゃないの?
基本的にはその考え方が正しいのですが、売電価格が固定されるFIT期間中は、売電単価の方が夜間の買電単価よりも高いことがあります。
その場合、発電した電気は自家消費するよりも売った方が得で、電気そのものは安い夜間電力でまかなった方が、トータルではお得になるのです。
電気の単価にもよりますが、しばらくは「売電最優先」の方針でいこうと思います。
太陽光は投資として何年で回収できるのか

結論から言うと、我が家の場合は導入12年目で投資回収できる見込みです。
太陽光13.23kW+蓄電池7.04kWhの初期費用270万円に対して、アパート時代の光熱費と比較しながら試算しました。
試算の前提条件
回収年数は前提次第で大きく変わるため、まず条件を明示しておきます。
| 項目 | 内容 |
| 初期費用 (太陽光+蓄電池) | 270万円(税込) |
| 太陽光パネル容量 | 13.23kW |
| 蓄電池容量 | 7.04kWh |
| FIT売電単価 (1〜4年目) | 24円/kWh |
| FIT売電単価 (5〜10年目) | 8.3円/kWh |
| 卒FIT後の売電単価 (11年目〜) | 5.8円/kWh(仮定) |
| 買電単価 | 夜間22円/kWh、日中33円/kWh(契約プラン次第) |
| 基本料金 | 97円/日(契約プラン次第) |
運用方針も、FIT期間中とその後で意図的に変えています。
- 1〜4年目(売電単価24円):夜間にエコキュート・食洗機・蓄電池充電を行い、日中の発電はできるだけ売電に回す「売電最優先」
- 5年目以降(売電単価8.3円→5.8円):日中の太陽光でエコキュートや蓄電池充電をまかなう「自家消費最優先」に切り替え
売電単価が下がった後は、電気を売るより自分で使う方が得になるため、運用そのものを切り替える設計です。
年間の発電量・消費量の算出方法
この試算のベースになる年間の発電量・消費量は実測データ+推測データの組み合わせです。
我が家は今年の3月から住み始めたため、記事執筆時点(7月)までの実測データしかありません。
8月〜分は、まだ記録が存在しないため、以下の方法で推計しています。
- 発電量:日照時間の影響が大きいため、関東地方における太陽光発電の一般的な月別発電比率(東京ガス・リープトンエナジー等を参考)に、我が家の実測発電量の比率を当てはめて調整
- 消費量:発電量ほど季節による変動が大きくないという前提で、実測期間(2〜7月)の月平均値を採用
この方法で算出した年間の推計値は、発電量 約11,800kWh、消費量 約3,200kWhです。
アパート時代と比べてどれだけ得しているか
投資回収の元になるのは「本来なら払っていたはずの光熱費」との差額です。
アパート時代(電気代+ガス代)の実測データと比較すると、次のようになりました。
| アパート時代 | 新居 1〜4年目 | 新居 5〜10年目 | 新居 11年目〜 |
| 年間光熱費 (電気+ガス) | 161,634円 | ー | ー |
| 新居の実質光熱費 (買電−売電) | ▲166,091円 | ▲21,544円 | 2,503円 |
| 年間メリット (アパート比) | 約33万円 | 約18万円 | 約16万円 |
※▲は収入が発生している状態
FIT期間中の1〜4年目が突出して大きいのは、売電単価24円という制度の恩恵によるものです。
5年目以降、単価が下がると運用を自家消費最優先に切り替えますが、それでもアパート時代より年間約16〜18万円分お得な状態が続く計算です。
累計メリットの推移
このメリットを毎年積み上げていくと、12年目で初期費用270万円を超えるタイミングになります。

| 経過年数 | 累計メリット |
| 4年目 (FIT期間終了時点) | 約131万円 |
| 10年目 (FIT完全終了時点) | 約240万円 |
| 12年目 | 約272万円 (270万円を突破) |
1〜4年目の傾きが急なのはFIT単価24円の効果、5年目以降やや緩やかになるのは自家消費最優先への切り替えによるものです。
それでも着実に積み上がり、12年目で初期費用を回収できるという結果になりました。
この試算の前提と限界
この試算にはいくつかの仮定が含まれています。
- 8月〜翌1月の発電量・消費量は実測ではなく推計です(算出方法は前述の通り)
- 5年目以降の自家消費量は、蓄電池容量7.04kWhからの理論値に近い推計であり、実際の生活スタイルや家族構成などで変動する可能性があります
- 11年目以降の売電単価5.8円は、現時点での仮の想定値なので、変動する可能性は十分にあります
- パワーコンディショナーや蓄電池の交換費用は、初期費用回収までに発生しない可能性が高いので試算には含めていません
これらを踏まえると、実際の回収年数は12年目前後を中心に、条件次第で前後すると考えるのが実態に近いと思います。
今後の実測データが1年分揃い次第、この試算はアップデートしていきます。
FIT期間終了後の戦略


FIT期間が終わった後、電気を有効活用するにはどうしたらいいの?
FIT期間終了後は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)への乗り換えにより、太陽光メリットを最大限に活かすことも可能です。
FIT期間が終了すると、売電単価は大きく下がります。
そうなると、「発電した電気を売る」ことの旨みは薄れていきます。
そこで選択肢に入ってくるのが、電気自動車やプラグインハイブリッド車への乗り換えです。
日中に発電した電気を売るのではなく、車の充電に使うことで、自家消費という形で電気を有効活用できます。
実質的に、ガソリン代を太陽光から補う方になり、さらに支出削減に貢献できます。
出発前に充電したままエアコンをつけられたり、アイドリングストップを気にせずにエアコンをつけられたり、静寂性にとても優れていたりと、ガソリン車にはないメリットもたくさんあります。
また、初期費用はかかりますが、車に蓄えた電気を住宅に使うことができるV2Hを導入すれば、家の電力にも車の動力にもなり、さらに電気の汎用性が広がります。
電気自動車やプラグインハイブリッド車への乗り換えは一例に過ぎませんが、今後のガソリン車の減少や、ガソリン代高騰に備える一つの選択肢になると思います。
太陽光は電気代以外のメリットも大きい

太陽光採用による最大のメリットは電気代削減・売電ですが、それ以外にもメリットがたくさんあります。
災害・停電時の安心感
災害時や雷などによる停電時でも、太陽さえでていれば問題なく、夜間でも蓄電池に貯めた電気を使用してしばらくの間は普段と変わらない生活を送ることができます。
我が家でも梅雨の時期に一度停電したことがあるのですが、しばらくの間も難なく電気を使い続けることができるので、とても安心でした。
冷暖房を気にせず使える精神的な軽さ
電気代を気にして冷暖房を我慢する、ということがなくなりました。
アパートに住んでいた頃は、どうしても電気代が気になってしまい、夏も冬もエコ運転を心がけていました。
当然、快適とまではいかない生活でしたが、今ではあまり気にせずに使うように。
もちろん、節約は大切なことですが、当時は意識し過ぎて不快な思いをしていたんだなと改めて感じました。
快適さを優先できる精神的な余裕は、数字には表れない大きなメリットです。
屋根が太陽光パネルなので、塗装の塗り直しの必要がない
一条工務店の当然塗装の塗り直しが不要です。
一般的なスレート屋根などの場合10〜15年に一度塗り直しが必要ですが、太陽光パネルが屋根材そのものなので、再塗装の必要がなく、そのメンテナンス費用がかからないのは嬉しい点。
また、余談ですが、一条工務店は外壁がタイル張りなので、その塗り直しも不要になります。
面積にもよりますが、我が家の場合屋根と外壁で100万円前後の費用はかかることになるので、その費用がかからないというのも大きなメリットになります。
一条工務店で少しでもお得に住宅を購入する方法
一条工務店には、既存オーナーが建築検討中の方を紹介できる「紹介制度」があります。
紹介制度を利用すると以下のメリットがあります。
- 担当の営業さんのグレードが上がる
- 最大35万円分のアップグレードオプションが無料に
- QUOカードがもらえる
正直、家づくりは営業さん次第というところがあるため、営業さんガチャは非常に重要な要素です。
僕らはこの制度を知らずに、住宅展示場に足を運んでしまいました。
一条工務店の太陽光が気になっているなら、この制度を使わないと損してしまう可能性が高いです。
ぜひ住宅展示場に足を運ぶ前に紹介制度のご利用をおすすめします!
まとめ:デメリットを踏まえても、太陽光は大きなメリットがあり、回収が可能
一条工務店の太陽光・蓄電池について、デメリットとメリットを整理すると、以下の通りです。
デメリット
- パワーコンディショナーの交換
- 蓄電池の交換(ただし一条工務店の蓄電池は耐久性が高い設計)
- 固定資産税が少し高くなる
- 台風など自然災害のリスク
メリット
- 補助金が使え、負担額を抑えられる
- 電気代節約効果・売電収入により超お得な収支を実現可能
- 停電対策・精神的な安心感という、数字では測れない価値
- 住宅全体でのメンテナンス費用の節約効果
デメリットを理解した上でも、僕らは太陽光・蓄電池を採用して心から良かったと感じています。
一条工務店でハグミーを検討しているなら、ぜひ太陽光・蓄電池も含めて前向きに検討してみてください。

