一条工務店 HUGme(ハグミー)で全館さらぽか空調は採用できない?〜代わりのエアコン選びと除湿のコツ〜
- 「ハグミーでも全館さらぽか空調は採用できるの?」
- 「さらぽかがないと、夏はジメジメして不快なんじゃない?」
- 「さらぽかの代わりに、どんなエアコンを選べばいいの?」
一条工務店のハグミーを検討していると、こんな疑問を持つ方は多いと思います。
結論から言うと、ハグミーでは全館さらぽか空調を採用できません。
ただし、さらぽかがなくても、エアコンの選び方と使い方を工夫すれば、夏も十分サラッと快適に過ごせるのです。我が家では、外の湿度が70〜80%の梅雨の日でも、室温約26.5℃・湿度約45%をキープできました。
この記事では、2026年3月からハグミーの平屋に住んでいる僕ら20代夫婦が、次の内容について解説します。
- 全館さらぽか空調を採用できる一条工務店のモデル
- 全館さらぽか空調の最大のメリット
- さらぽかの代わりになるエアコンの選び方(RAYエアコンとの違い)
- 我が家の梅雨から夏にかけての換気とエアコンの使い方
ハグミーを検討しているが、さらぽかを採用できないので、快適な梅雨な夏を過ごせるか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ハグミーでは全館さらぽか空調を採用できない
ハグミーではさらぽかを採用することができません。
さらぽかは上位モデルでしか選べない仕様になっています。
元々はGRAND SMART(グラン・スマート)とi-smart(アイ・スマート)限定でしたが、2026年7月からi-cube(アイ・キューブ)とNaturia(ナチュリア)にも拡大しました。
ただし、一部地域を除くとのことなので、実際に採用できるか気になる方は一度直接住宅展示場を訪れて営業さんに確認した方が良いでしょう。
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さらぽかを採用できると思ってたから残念…
どうしてもさらぽかを採用したい方は、対応のモデルを検討する必要があります。
全館さらぽか空調の最大のメリットは除湿
全館さらぽか空調の最大のメリットは、室温を不快に変えることなく、家中の湿度をしっかり下げられることです。
暑くもならず、冷えすぎもしない。この「ちょうどいい除湿」こそ、一般的なエアコンや除湿機にはない強みです。
なぜこれがすごいのか?除湿には必ず熱の問題がつきまとうからです。
空気中の水分を取り除く過程では熱が発生します。エアコンで除湿する場合はその熱を屋外に捨てられますが、弱冷房除湿だと温度も一緒に下がり、冷えすぎて不快に感じることがあります。一方、部屋に置く除湿機は熱の逃げ場がないため室内に放出するしかなく、冬以外は部屋が暑くなってしまいます。
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アパートに住んでいるときはエアコンの除湿がうまくいかなかくて大変だったよ…
さらぽかは、このジレンマを仕組みで解決しています。
熱交換換気システム「ロスガード90」と組み合わせたデシカント式の除湿で、室内に入ってくる外気の段階で熱と湿気を取り除き、除湿の過程で出た熱や湿気は排気と一緒に屋外へ捨てます。そのため、除湿機のように部屋を暑くすることがありません。
さらに温度と湿度を別々にコントロールできるので、冷やしすぎずに湿度だけを下げられ、エアコン除湿にありがちな「寒いのにジメジメする」状態も起きにくくなります。
この除湿は、さらぽかのもうひとつの柱である床冷房も支えています。
さらぽかは家中の床に冷水を流して熱を取り除きますが、床は結露しない範囲で冷やすため、エアコンのように室温をぐっと下げるタイプの冷房ではありません。
湿度が低く保たれているからこそ、床冷房を使っても床が結露せず、さらっとした涼しさが生まれるのです。
冬は逆に、排気として捨てられるはずの室内の湿気を回収して室内に戻す「保湿」の働きをします。
乾燥した冬の外気をそのまま取り込まないので、過乾燥を和らげられます。ただし湿気を新たに生み出すわけではないため、加湿器ほどの効果は期待しすぎないほうがいいでしょう。
また、排気の熱を回収して外気を温めてから取り込むので、換気をしても室温が下がりにくいのも冬の大きなメリットです。
【代案】全館さらぽか空調がないハグミーで夏を快適に過ごす方法
夏の空調で困るのは「湿度」

梅雨から秋まで、エアコンを使う時期で不快の原因を作る一番大きな要素は、「湿度」です。
湿度が高いと、ジメッとした気持ち悪さ、洗濯物の乾きにくさやカビ・ダニなどの原因にもなるからです。真夏の日中など、特に気温が高くなるタイミングではエアコンを普通に使っているだけで湿度も下がり、快適な環境を作ることができます。しかし問題は梅雨などの雨の日、夏の夜や夏の終わりの時期のような気温は高くないのに湿度が高いタイミング。普通のエアコンで除湿しようとすると、湿度が下がる前に室温が下がりすぎて寒くなってしまいます。
この湿度対策が最も重要なのです。
湿度対策はエアコン選びが重要
湿度対策には、エアコンの選び方がとても重要です。
一般的なエアコンの多くには、室温の低下を抑えるために冷房を弱くして除湿する「弱冷房除湿」という機能がついています。しかし、暑さが足りない時期は室温が下がっていく一方で、快適な環境は作れません。そこで大事なのが、「再熱除湿」という機能名か、それに近い「除湿中に熱交換器を温め、温風と除湿した冷風を合わせる機能」がついているエアコンを選ぶことです。

出典:CHOFU
ハグミーでは全館床暖房を採用すると、CHOFU製のRAYエアコンがはじめからついてくる仕様です。しかし、このRAYエアコンは弱冷房除湿のみで、残念ながら再熱除湿機能はありません。
2026年10月時点で、ハグミーで採用できる再熱除湿機能付きのエアコンは、三菱「霧ヶ峰JXVシリーズ」とダイキン「AXシリーズ」の2つです。さらに、対応畳数が大きいとパワーが強く冷えすぎの原因になるため、必要最低限の冷房能力を選びたいところです。むしろ最低限の冷房能力の方が室温の低下を防げるので、快適な湿度を実現しやすくなります。
ハグミーで最低限何畳用のエアコンを採用したら良いかは自分で計算することもできますが、少し難しいので、営業さんや本格的な打ち合わせの段階で設計士の方に直接聞くのが確実です。
少ない台数で家じゅうの湿度を快適に保ちたいなら、ハグミーのエアコン選びは、三菱「霧ヶ峰JXVシリーズ」とダイキン「AXシリーズ」の2択にしましょう。
我が家はダイキン「AXシリーズ」を採用

我が家は約27坪の3LDKの平屋で、ダイキン「AXシリーズ」の6畳用のものを採用。

出典:一条工務店
信頼のあるダイキンにしましたが、ダイキン独自の「リニアハイブリッド方式」というのに惹かれました。室温が高い状態では最も電気代の安く済む弱冷房除湿ですが、室温が下がるにつれ、熱交換器の冷たさレベルと再熱除湿機能の暖かさレベルを細かく調節して上手に室温をコントロールしてくれます。
我が家では、特に梅雨の時期に大活躍。外気温22〜23℃・湿度約70〜80%の環境で、室温約26.5℃・湿度約45%ほどをキープし続けることができ、超快適な環境で過ごせました。
我が家の梅雨から夏にかけての換気とエアコンの使い方
まずは前提として、ロスガード90以外の換気をできるだけ減らし、外の湿気を入れないようにしています。基本的には、外より室内の方が快適な場合が多いからです。料理やトイレなどの必要な場面を除いて、換気はロスガード90だけ、というのが我が家のルールです。
浴室の換気扇は使わない
お風呂の換気扇は入居してから一度も使っていません。
換気扇ではお風呂が乾ききるまで相当の時間を要し、その間ずっと外気を導入し続けることになるからです。その代わり入浴後はサーキュレーターを使用して浴室を乾燥させます。サーキュレーターなら換気扇より乾燥までの時間を大幅に短縮できるので、カビの繁殖や、使用したタオルも一緒に干しておけば生乾きの匂いを防ぐこともできます。湿った外気を取り込まないので、換気扇を使うより室内の湿度上昇を抑えられるのです。
窓は開けない
窓を開けて換気すると、先ほどと同様に外気を入れてしまうことになります。また、砂ぼこりなども入ってきてしまい、掃除の手間が増えたりカビのエサが増えたりと、良いことはひとつもないのです。もちろん外の方が快適な場面もありますが、基本的にはロスガード90での換気を徹底するようにしています。
エアコンの使い方
ダイキン「AXシリーズ」には、この時期に使う運転として「AI快適自動」「除湿」「冷房」「除湿冷房」の4種類があります。
AI快適自動は便利なので初めは使っていましたが、室温が下がると自動で暖房に切り替わってしまうことがあるため、今では使わなくなりました。
除湿は除湿に特化した運転で、「室温は下げたくないけど除湿したい」という梅雨や夏の終わりにぴったり。室温をできるだけ下げないように除湿してくれるので、涼しい時期に特に重宝する運転です。
冷房は室温を下げることに特化しています。もちろん除湿効果もありますが、設定温度に近づいてサーモオフ(冷やすのを止めた状態)になると、それ以上は除湿できません。ただし、この機種はサーモオフ時に送風にならず風を止めてくれるので、湿度戻りを防止できて非常にありがたいです。
除湿冷房はその名の通り、両方を合わせたような運転をします。ただし設定温度が優先されるようで、寒いからと設定温度を上げるとサーモオフ状態に突入します。
AXシリーズの設定を色々試してきた我が家的には、湿度を下げる目的なら基本的に除湿、室温を下げたいなら希望温度になるまでは冷房、と使い分けるのがおすすめです。
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AI快適自動は我が家には合わなかったよ…
時期ごとの目安は、次のとおりです。
- 梅雨:除湿
- 真夏:暑い日中は冷房(設定温度は26℃が多い)、気温が高くない日は除湿
- 夏の終わり:除湿。寒く感じても電源は切らず、長袖を着たり単体の除湿機を併用したりして乗り切る
- 秋:湿度がぐっと下がるので、24時間除湿しなくても快適
基本的には24時間運転です。途中で運転を停止してしまうと、それまで除湿できていても内部クリーン運転によって湿度戻りが発生し、不快な湿度になります。どのみちまた稼働することになるので、基本的には連続運転がおすすめです。
我が家では、1日以上家を空けるときは、除湿の設定湿度を「連続」にして、できる限り室内の湿気を取り除いてから電源を切るようにしています。そうすることで、湿度戻りによる湿度上昇を最小限に抑える算段です。
エアコン1台だと、湿度は家じゅうほぼ均等になるものの、エアコンから離れた部屋は室温に差が出ることがあります。その場合はサーキュレーターを併用し、日差しもできるだけ遮るのがポイントです。
この方法で、家の湿度は基本的に40%台をキープできています。家の中にいると気づきにくいのですが、湿度の高い建物に入ったときや外から帰ってきたときに、サラッとした心地よさを特に実感します。
一度は一条工務店以外のハウスメーカーを検討してみるのがおすすめ
ここまで、さらぽかがないハグミーで夏を快適に過ごす方法を紹介してきました。とはいえ、全館空調や除湿の仕組みは、ハウスメーカーごとに考え方がまったく違うのも事実です。我が家のように「この商品では採用できない」と後から知ることもあるので、一条工務店の中だけで比べるのではなく、ほかのハウスメーカーとも比べておくと安心です。
一方で、展示場を1社ずつ回って話を聞くのは、時間も体力もかかるものです。
そこで便利なのが「タウンライフ家づくり」です。自宅にいながら、複数のハウスメーカーに間取りプランや見積もり、土地探しの提案を無料で依頼できます。展示場に行く前に各社の空調や除湿の考え方を知っておけば、打ち合わせもスムーズに進められます。
一条工務店で少しでもお得に契約する方法
一条工務店で家を建てるなら、契約前に「紹介制度」を利用するのがおすすめです。
紹介制度とは、一条工務店で家を建てた施主から紹介を受けることで、次のような特典を受けられる制度です。
- 営業担当のグレードアップ
- QUOカード(1,000円分)のプレゼント
- 最大35万円分のオプションが無料(※ハグミーは対象外)
ハグミーはもともと価格を抑えた商品なので、35万円分のオプション無料は対象外です。
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見逃せないのは、営業担当のグレードアップだよ!
ハグミーは打ち合わせが2回しかありません。さらぽか対応モデルと比べるかどうかの判断に加えて、RAYエアコンから再熱除湿つきエアコンへの変更や必要な畳数など、空調に関わる仕様も短い期間で決めなければならないのです。
だからこそ、経験豊富な営業担当さんに相談できるかどうかで、住み心地は大きく変わります。家づくりは、担当の営業さん次第と言っても過言ではありません。
紹介制度は、展示場に行く前や資料請求をする前に申し込む必要があるので、気になっている方は早めに申し込んでおきましょう。
まとめ:さらぽかがないハグミーでは「冷えすぎない除湿」ができるエアコン選びが重要
ハグミーでは、全館さらぽか空調を採用することができません。さらぽかは上位モデルでしか選べない仕様で、2026年7月からi-cubeとNaturiaにも広がったものの、ハグミーは対象外です。
それでも、ポイントを押さえれば、ハグミーでも夏をサラッと快適に過ごせます。
- 夏の空調で困るのは「湿度」。冷やしすぎずに除湿することが大切
- 少ない台数で家じゅうを快適にするなら、全館床暖房とセットで付いてくるRAYエアコンではなく、再熱除湿つきの三菱「霧ヶ峰JXVシリーズ」かダイキン「AXシリーズ」を、必要最低限の畳数で選ぶ
- 換気はロスガード90を基本にして外気を入れず、エアコンは24時間運転
我が家はこの方法で、梅雨から夏にかけて湿度40%台をキープできています。これからハグミーを建てる方は、エアコン選びの打ち合わせで、ぜひ「再熱除湿」があるかを確認してみてください。

