家事の優先順位のつけ方|共働き夫婦が「全部やらない勇気」で時間を取り戻す方法

ついつい家事に時間を使い過ぎてしまっていて、うまく時間を使えない…

全てこなそうとしないで、家事に優先順位をつけて取り組む必要があるよ!
早く終わらせようと頑張っているのに、気づけばもう夜…。
そんなふうに「家事に追われる毎日」に疲れていませんか?
僕たち夫婦も同じでした。
「やればやるほど忙しくなる」──そんな悪循環から抜け出せたのは、家事に優先順位をつけたからです。
今回は、家事に優先順位をつけて“やること・やらないこと”を整理し、時間と心の余裕を取り戻す方法を紹介します。
全ての家事をこなすのは至難の業
ついつい家事は、あるだけ時間を使ってしまいがちです。
「パーキンソンの法則」という言葉があります。
人は、与えられた時間をすべて埋めるまで仕事量を増やしてしまう傾向があるんです。
与えらた時間をダラダラと家事の時間に費やしてしまうことになり、結果として、時間に余裕がない、本当にやりたいことができなくなってしまうと感じます。
僕も料理が好きで、奥さんに喜んでしまいたくてつい時間を使いすぎてしまったり、変に洗濯にこだわりがあって時間を使いすぎてしまったり…
とにかくなんでもこなそうとしてしまうと、「結局今日も時間がなくなってしまった」ということになりかねません。
なぜ家事に優先順位をつけるべきか
家事に優先順位をつける理由はシンプルです。
“時間がある限り家事を増やしてしまう”から。
そしてそれは、必ずしも幸せに直結するわけではありません。
なので、家事に優先順位をつけて、やるべき家事とそうでない家事の分別が必要です。
時間がなくなってしまう理由は時間のある限り全てこなそうとしてしまうから。
しかし全ての家事を完璧にこなすことが、自分が本当に追い求めるべきものかどうか冷静に考えると、そうではないはず。
与えられた全ての時間を家事に使うことが必ずしも幸せにつながるわけではありませんからね。
だからこそ、家事には優先順位をつけるべきです。
家事の優先順位のつけ方
時間を有効活用するためにまずは目標を決める
- ステップ① まず“自分にとっての目標”を決める
- ステップ② 目標から“捨てる家事”を決める
- ステップ③ “削れない家事”は最優先で行う
まずは自分にとっての目標を決めてみてください。
簡単なことでもいいので、目標を決めることで、本当にやるべきこと、そうではないことの分別がつけられるようになります。
家事をするのが目標になっている状態から、目標を定め、ひとつの家事にどれくらいの時間を費やすべきかを判断し、無駄な家事を捨てることができるようにします。
僕は妻に喜んでもらいたくてつい料理にこだわってしまったり、洗濯のこだわりが強くて時間をかけすぎてしまったりする癖があります。
料理をすることが趣味なのであれば良いかもしれませんし、洗濯が趣味であったり、とにかくきれいに洗濯することが目標であれば良いのかもしれません。
僕の最終的な目標は、「僕は大切な人と健康に楽しく過ごすこと」です。
僕の目標は長期的な目標なので、そういった目標を考えるのが難しい場合は、まずは簡単な目標から。
「趣味にもっと没頭したい」「睡眠の時間を確保したい」「とにかく家事に時間をかけたくない」など、短期的で簡単な目標でも良いので考えてみて下さい。
目標から捨てるべき家事を考え後回しに
目標が決まったら、その目標を達成するために必要ではないことを削ぎ落としていきます。
こうすることで、するべき家事と時間をかけるべきではない家事を分けることができます。
僕の目標は、「僕は大切な人と時間やお金の不安に煽られることなく過ごすこと」でした。
であれば、たくさん夕食の品数を作りすぎて準備や片付けが大変になってしまったり、洗濯に時間をかけ過ぎてしまっていては、目標達成から遠のいてしまいます。
そのため、楽しさやこだわりを一旦諦めて捨ててみました。
逆に健康に過ごすためには、いくら時間の短縮になるからといってコンビニ飯だけ食べていれば良いというわけでもありませんし、洗濯も何も考えずに適当にすればいいわけでもありませんしね。
そこで、例えば、自炊はするけれど普段は簡単にして、凝った料理は週末だけにしてみたり、洗濯物は大事におしゃれ着だけはこだわって、そうではないものは一般常識の範囲内で洗濯してみたり。
大事なことと、そうではないことのメリハリをつけ、家事を捨ててみると、かかる時間を節約することができます。
削れない家事は優先して
逆に、削れない家事は優先的に行いましょう。
こういう自分にとって大事な家事を後回しにしてしまうと、必ず時間に追われるようになってしまいます。
我が家では、毎日の5分間の掃除機がけや簡単な片付けを日課にしています。
これを怠ると埃や髪の毛が溜まったり、家の中が散らかり個人的にはとてもストレスを感じます。
ついつい後回しにしてしまいがちな家事だからこそ、できるだけ時間の余裕があるうちに優先して行うことで、しわ寄せが来るのを防ぐことができます。
まとめ:自分の目標を決めて家事にメリハリを
ヒトは何をするにも時間の許す限り、めいいっぱい時間を使ってしまいがちです。
そこで、簡単な目標でもいいので、自分がどうしたいのかを決めて、それに合わせて家事そのものや、家事の内容をカスタマイズ。
そもそもやらなくしたり、時間をかけずに済ましたり。
逆に削ぎ落とすことのできない家事は優先して行うのが重要。
家事は全部こなすより、どう向き合うかが大事。
ほんの少し優先順位を変えるだけで、毎日に“心の余裕”が生まれます。

